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口内炎を早く治すコツ3箇条
何をしていても痛い口内炎。なるべく早く治したいですよね。
一か月の半分は口内炎に悩まされていた現役看護師のいも子が現在ほとんど口内炎に悩まない人生を送ることができたコツを教えます!
口内炎を予防する
大前提、歯磨きをきちんと行う
皆さんが悩む多くの口内炎は、最初は赤く、途中で白色、または灰白色になるタイプのアフタ性口内炎だと思います。
口内炎とは傷ついた口腔粘膜に細菌が繁殖し、炎症を起こした状態です。
口腔内は常時億単位の細菌が存在していると言われているので、歯磨きをしても徐々に菌繁殖してしまうのですが、細菌の量を減らすためには歯磨きを行うことが重要です。
普段の歯磨きにくわえて、週に2回はフロスを使用し、歯磨きでは届かない歯間のケアを行うことも必要です。歯垢は食べカスや菌の塊なので、定期的に取り除いた方がいいでしょう。
私が使用しているフロスはこちら。Y字なのでとても使いやすいです!
忙しい時はうがいだけでも行う
毎食後歯磨きを行うのがベストですが、忙しくてそうはいかないときもあります。
そういうときはうがいや、最悪お茶を飲むだけでもいいと思います。菌を飲み込むことにならないか心配になりそうですが、口腔内のほとんどの菌は胃液で消化されるため問題ないと言われています。
お茶の種類は殺菌作用のあるカテキンが含まれた緑茶がいいとされているので、緑茶を飲むと効果的です。
マウスウォッシュは気分が爽快になるので、好みで利用していいと思いますが、アルコールが入っているもの以外を選ぶようにしましょう。アルコールの成分が口腔内を乾燥してしまうことにより、細菌繁殖が加速してしまうためです。
もし利用するなら保湿成分が含まれているものがおすすめです。
ビタミン剤を頼るのもあり
あとは一般論ですが、免疫力が低下すると体が菌に負けて口内炎ができていしますので、免疫力が下がらないように、栄養、睡眠をきちんととること。あとは口腔粘膜の成長を促すビタミンをとることもよいとされています。
私はストレス環境(笑)で夜勤のある交代制勤務をしている看護師です。いも子のようにそもそも規則的な生活ができない人もいるかと思います。
私も一応ビタミン剤を飲んでいた時期もありました。そもそも明らかに偏った食生活をしていなければ口腔粘膜に栄養が行き届かないくらいビタミンが不足することはないのかな?なんて思いました。
おおもとの食生活を改善したら大丈夫そうですが、悪いものではないのでお守り感覚で飲んでみてもいいかもしれません。
口内炎にならないようにする
口腔粘膜はとてもデリケートなので些細な刺激ですぐに傷ができてしまいます。
そのため細心の注意をはらう必要がありますが、四六時中口内炎のことを考えて生活するわけにもいかないですよね。
歯磨きがやっぱり大事!
まずは歯ブラシを見直してみましょう。今はいろんな歯ブラシがあり、用途や好みで選ばれるかと思いますが、口内炎に最適なのは、ヘッドが小さく、柔らかいものです。
固い歯ブラシはブラッシングの際に頬の内側や歯肉に傷をつけてしまう可能性があります。
また、大きなヘッドの歯ブラシは隅々まで磨きにくく、またヘッド自体が接触することで粘膜を傷つけてしまう可能性があります。
奥の手!歯の形状を変える
歯の形状を変える!?びっくりされる方も多いかもしれません。
口内炎が同じ場所にばかりできる方は何度か口をもぐもぐさせてもらって、その部位に接触している歯がないか確認してみてください。
もし接触している部位があるならば、歯科医院に相談しに行くことがおすすめです。なぜなら歯が刺激になって口内炎になっているのであれば、どう対策しても口内炎ができてしまう上、個人の力ではどうしようもないからです。
私の口内炎も歯の形が原因で、歯科に相談してちょっと削ってもらうことで口内炎の発生率がかなり改善しました。
これは誰にでも当てはまるものではないですし、歯の形状が少しなりとも変わってしまうため全員にはおすすめできませんが、口内炎で歯科に相談しにいくのもありだと思います。
口内炎を悪化させないようにする
どんなに頑張ってもどうしても出来てしまうときはできてしまうものです。
「口内炎かも?」と違和感があれば早めに対策をとることで悪化する前に治すことができます。
口内炎パッチを貼ろう
口内炎の治療薬にはいくつか種類がありますが、私は口内炎パッチをお勧めします。
パッチを貼ることで薬の効果はもちろん、刺激から口内炎を守ることができ、治癒が促進されるためです。
口内炎パッチには大きく2つのメーカーから発売されています。好み(パケ買い?)で選んでいただいていいと思いますが、ステロイド入りかそうじゃないかで悩まれることが多いと思いますが、アフタ性口内炎の場合はステロイド入りをお勧めします。
ステロイドというと怖いイメージがありますが、口内炎で使用されるステロイドは比較的弱い部類のステロイドを使用しているので、副作用の心配はほとんどないと言われています。
ステロイドは炎症を抑えてくれる性質があるので、口内炎早期に使用することで口内炎が悪化するのを抑えてくれるので治りが格段に速いです。
私はちょっと赤くなって痛いかな?ってくらいの口内炎になりかけなら、一晩で治ります。
ポイントとしては口内炎が大きくなる前に貼ることです。大きくなってしまった口内炎にももちろん効果はありますが、そこまで酷くなると治りが遅いので、早めの対策が効果的です。
ただし、口内炎の種類によってはステロイドが悪さをしてしまう場合や効かない場合もあるので注意が必要です。使用してみて口内炎が悪化してみたりなかなか治らない場合は別の原因がある可能性があるので病院を受診することをお勧めします。
口内炎周囲の歯磨きは慎重に
口内炎ができてしまった場合、歯磨きをいつも以上に念入りにしたいところですが、注意があります。口内炎近くをブラッシングする際は口内炎を触らないように細心の注意を払ってください。歯ブラシが口内炎をかすめてしまうだけでも刺激になります。
炎症した組織が傷つくと、治癒が更に遅くなります。専門家によっては口内炎周囲は歯を磨かなくてもいい、という人がいるくらいです。
私の場合、どうしても歯ブラシが口内炎にあたってしまいそうな場合はブラッシングを諦めますが、できる範囲で磨いています。磨くときは刺激にならないように歯磨き粉を使用しません。
マウスウォッシュをこまめに行う
ここで使用するマウスウォッシュは前述したものとは違い、アズレンスルホン酸ナトリウム(アズノール)という成分が含まれたもので、市販で購入できるものは下記のようなものです。
アズノールには抗炎症作用と鎮痛作用があるため口内炎の痛みを緩和してれる効果があります。
同じうがい液でもイソジンうがい液があります。
イソジンには殺菌作用があるので菌を直接殺してくれる働きがあります。
私はアズノールうがい液だけ利用していますが、十分効果があるので、イソジンは使っていません。同僚の薬剤師もアズノールうがい液のほうが傷みをとってくれるのでおすすめと言っていました。
・口内炎初期にはイソジンうがい液
・痛みが出だしたらアズノールうがい液
で使い分けてもいいかもしれませんね。
※甲状腺の病気をもつ人はイソジンを使用できないので注意です。
口内炎に負けない!
いかがでしたか?
ここでは私が実践して効果があった口内炎対策についてまとめてみました。
口内炎の原因や効果のある対策方法は人それぞれなので、ここで紹介したことがすべてではありませんが、みなさまの痛い口内炎が1日でも早く治るようにここで紹介した方法が役立てれば幸いです!
唾液の成分が細菌繁殖を抑えてくれる働きがあるんだね